グリーフ、喪失感。

自分に何が起こったのか
最近になってやっと
振り返るように、なってきた。

私が失ったものは一体なんだったんだろう？

決して夫に未練があるとか
そういうことではないけど。
新しい未来に向かって歩いていると
思ってはいるんだけど。

正常な関係じゃなかったのは分かっている。
でもあの時の私は夫を愛していた、たぶん。
今となっては本当に分からないんだけど。

逃げなきゃ、逃げなきゃと思い続けて
気がつくと半年近くたっていた。
季節はもうすっかり変わっていて…

なんだろう、上手く言えないけど。
離婚出来ることになって、やっとホッと出来たのかな
まだまだ踏ん張らなくてはいけないけどさ

私の失ったものはなんだったんだろう？
全てを失う、と思っていた。
でも、そうじゃなかったんだよね
だって今、私のまわりにはたくさんの人がいるから。
いなくなったのは夫だけだった。

ちょっとしたことでびっくり

 実家では、姉夫婦と一緒に暮らしています。
従兄弟の家に居候してた時は【静】の時間で
とにかくいっぱい考えることができました。
今は甥っ子がいるのでいつでも賑やか【動】の時間。
アレやコレやと考える前に、子供たちがなにかしています。

すごくいいリハビリになってるw

最初はいきなりのドタバタにちょっとついていけず
ど、どうしよう？なんて思ったりもしたけど
なんというか、人間らしさを取り戻してる感じがする。

それと、姉夫婦を見てるといろいろなところで
はっとする事かあります。
すごく小さい事なんだけど、
｢それは自分でやってよー｣とか「いま手が離せないの！」
とかを自然に言ってることとか。

考えてみれば当たり前のことなのに
あたしの生活にはそれがなかったから。
いつでも顔色を見て、やらなきゃいけなかったんだな。
すっかり癖になっていそうなので、なくしていきたい。

ほんと、勉強になります。

実家に帰って来ました。

 姉と2ヶ月ぶりくらいの再開。
まず、顔を合わせただけで
彼女がホッとしたのが分かった。

毎日毎日電話をくれたお姉ちゃん。
声ではどんどん元気になっていくのは
分かっていたけど、姿を見て本当に
安心したみたい。
本当にありがとう。

あたしが今ここで生きていられるのは
ほんとうに、貴女のおかげです。

二人で喫茶店で何時間も話した。

私のほうもいろいろと吹っ切れてきたから
具体的なあんな事こんな事の話をしてみたり
やっぱりあの国は、異常だったんだな。
あのままあそこにいたら、絶対に殺されていた。

間に合って良かった。

甥っ子達と遊びながらしばらくノンビリします

まだ手が震えるんだ。

「離婚裁判ーモラル・ハラスメントからの脱出」

モラスハラスメントの攻撃を
少ないページで表現すると
ぜんぜんモラハラを知らない人には
やっぱり伝わりにいくのかもしれないなぁ
と、思いつつも

とくに、フラバする事もなく
読んでいたのだけれど

最後、第７章

そこできました。
指がさーっと冷たくなって
細かく震えている。
心臓がドキドキする。

そうか、私の中にはまだ
傷口が開いたまま残ってたんだった。
　
そう思った。

よかったと思う事

「私は、モラハラを受けていた」
本当に気づくのが遅かったけど
そこから逃げ出せたときに
いくつかの幸運が重なっていたと思う。

全く二次被害にあわなかったこと。

それ位もうすでにボロボロだったから
なのかもしれないけど。。。。

震える手でダイヤルを押した相談の電話。
まだ自覚のない時に姉にだしたSOS。
心療内科のお医者さん。
すぐに駆けつけてくれた従兄弟。
そして、友達も。

だれもが「貴方は悪くない」って言ってくれた。
そこから離れたほうがいいよって言ってくれた。

今思うと、これは本当に幸運だったと思う。

私だけが、「悪いのは自分なんじゃないか」って
そんな呪縛にとらわれていた。

お世話になってきた従兄弟の家を出て
しばらく実家に帰ることにしました。
いっぱい心配させた姉を、安心させてあげたい。
そして、これから始めるであろう夫との離婚のやりとり。
体力をつけてこようと思います。