避難

ちょっと時間は戻って
夫に鬱と告白する前の早朝
一人ぽっちの布団の中で

泣きながら従兄弟にメールをしてた。
「夫が離婚したいって言ってキレている（浮気してるみたい）」
「どうしたらいいのか分からない，助けて。」
そしたらすぐに「今日、そっち行くから｣と返事

そのあと、鬱の告白１と２がありました。

従兄弟に会ったとたん、涙が溢れてきた。
彼は結婚当初から夫のそんな資質を見抜いていて
実はずっと心配していてくれた人（年の功ってやつかな）
でもまさか，そこまで酷いことになってるとは
思ってなかったみたいで、
私の話を聞くうちにどんどん無口になっていって
「なんでいままで言わなかった！」って怒られた。
そしてなきながら抱きしめてくれた。
そして私もわんわん大声で泣いてしまいました。

そして、しばらく考えて。

「はちみつ、いまから家に行って荷造りしてこい」

逃げなきゃ　逃げなきゃ　と思いつつも
どうしても一歩踏み出せなかった私は
この従兄弟のおかげで、半歩だけど踏み出すことになりました。
とりあえず２〜３日の荷物だけ持って
「○○のとこに行って来る」って書き置きのこして

バスに乗った。

こんなふうに夫からはなれるのなんて始めてで
いや、結婚当初は何度か勝手に遠出した事はあったっけ？
あまりにも昔でそんな自分が思い出せない・・・
バスが、どんどん家から遠くなっていく旅に
心臓がドキドキして、すごく怖くなって、手に汗をかいて
あ、あの振込が、とかどうでもいい事が気になったりして
空港を通り過ぎる時に、何かかぷつんと切れる感じがした。

後戻りはできない。
どうなるにせよ、結果を出さなくちゃいけない。

いま、従兄弟の家にいます。