鬱の告白２

もうなんか、怖いし話なんてしたくないので
あたしは下の階に降りて、ベットに座って
ドアを閉めて夫が仕事に行くのをじっと待っていた。

でも、夫は部屋に入ってきて
｢オレのが，うつったんだろう？」と一言
さらに「ごめん」とも！！？？

あたしのあたまの中はパニックで
なにがなにやらわからず
でもずっと泣いていた。

実は夫も年末に病院に行っていて
「躁鬱」と言われていたのだそう。
でもそもそも治療や休養なんてする気はないから
「しばらく休養をとって…」という医者にも
何言ってんだ。という感じで帰って来たらしい。

その後の話はなんだかよく覚えてないけど
とにかくもう，夫もいっぱいいっぱいだから
私のことも支えられないっていう事
だから別々になりたいとか、
私も私のやりたいことをやってほしいとか。
自分は最後の一瞬までやりたい事だけやりたいとか
（この人は自分が10年くらいで死ぬって思い込んでる）＜マジ
二ヶ月ぶりくらいに振れた夫の身体。
久々にギュっとされて、いままでの辛かったのとかが
うっかり飛んで行きそうになった。

いかん、これがモラ被害者によくある
『本当は優しい人なの』ってやつだ。

よくよく考えてみるとものすごく自分勝手なことを
言っているわけです，夫。
例の女の話はもちろんでてこないし。

きがついちゃったの。
あまりに子供っぽい自己中な言いがかりだって。
（気がつくのに10年かかる私も馬鹿）

そしてそのあと、夫は出かけて。
涙を拭いて，深呼吸して。
あたしはものすごく頼りにしている従兄弟との
待ち合わせ場所に向かうのでした。